映画「アンダーカヴァー」
●あらすじ
物語は1988年のニューヨークが舞台。父親も兄もエリートの警察官であるという家庭に生まれたボビー。しかしながら彼は、自分の置かれた環境に反発し、母親の姓を名乗ってロシアン・マフィア経営のナイトクラブのマネージャーという正反対の生活をしている。ところが、市警に新しく設置されることになった、麻薬捜査班が、ボビーのナイトクラブに頻繁に出入りする売人をターゲットとした。父や兄から、潜入捜査官(アンダーカヴァー)として捜査協力するように要求されるが、ボビーは即断った。しかし、父親はボビーにこういった。「いつかお前は、警察か、麻薬組織かどちらの見方に付くだろ。これは戦争だ」と。。。80年代の末期のニューヨークを見事に再現したところにも見ごたえがある!サントラや、衣装や美術にいたるまで、究極のこだわりがそこにはあり、当時さながらの空気感を見事によみがえらせているのであった。ここに真のリアリズムがあるといえよう!
じりじりと進む物語には3つの山場がある。麻薬取引が行われる現場への占有、マフィアの報復であり雨の中の、迫力あるカーチェイスから、クライマックスへとすすみ、草むらでのマフィア包囲作戦。この緊張感がはりつめる展開には息をのむ。特にカーチェイスシーンは映画史上に残るすばらしい場面である。